『未解決事件 File 07 警察庁長官狙撃事件』

録画してたNHKの『未解決事件 File 07 警察庁長官狙撃事件』を観た。

 

1週目はドキュメンタリーで、本人の書簡を含むさまざまな証拠から真犯人とされる中村泰の実像に迫る。

 

2週目はイッセー尾形が中村、國村隼が中村の専従捜査班だった刑事原雄一を演じる再現ドラマ。

 

1週目で実物の鬼気迫る表情を写し取った写真を目にしているとイッセー尾形は中村泰にしては優しすぎるように見える。

 

しかし、取調室で軽口を叩きながら手慣れた様子でベレッタを組み立て構える場面。私のような素人目にも分かるほど滑らかな手つきで震えた。

 

 

宿命 警察庁長官狙撃事件 捜査第一課元刑事の23年

宿命 警察庁長官狙撃事件 捜査第一課元刑事の23年

 
警察庁長官を撃った男 (新潮文庫)

警察庁長官を撃った男 (新潮文庫)

 

 



 

『BBC 世界に衝撃を与えた日―15―~英国王妃アン・ブーリンの処刑とエドワード8世の退位』

2003年。

 

1536年、アン・ブーリンが処刑されてからちょうど400年後の1936年にエドワード8世が退位したという繋がりでこの二つの事件が併置されている。

 

前半では、アンの処刑前日と当日の様子が、処刑人ウィリアム・キングストンの動向から語られる。

 

ヘンリー8世は前妻のキャサリン死亡から4ヶ月後にアンの処刑を決め、苦痛を少なくするために剣を使う処刑人をフランスから呼び寄せた。

 

男子嫡男を生むという重圧のもと、3人もの女性を犠牲にした(結婚歴は6回)父を見て、エリザベスは生涯独身を誓ったのではないかと思った。

 

 

 

 

 

"Great Queens of England: Boudicca of the Iceni"

1994年。再現映像付きドキュメンタリ。

 

イケニ族の生活と反乱に至るまでの経緯がある程度解説されている。

 

彼らの居住地は現在のイーストアングリアで、鍛冶屋や職人もおり、近隣部族の中では商業上有利な立場を占めていた。

 

43年のローマ支配後(特にネロの即位後)、重い税金を課され、腐敗した役人はさらに搾り取ろうとし、民が奴隷にされ、財産がローマ皇帝クラウディウスの神殿を建てために使われたことなどから、ブリテン人の各部族の不満が高まっていたという。

 

「ブーディッカの乱はケルト文化を守るのに役立った」と結論づけられている。

 

 

 

 

"Boudicca: Warrior Queen"

2006年。

 

西暦60年か61年頃、夫の死後、ケルト人部族を率いローマへの反乱を起こしたイケニ族の女王ブーディカについてのドキュメンタリー。

 

ローマ人歩兵がいかに統率が取れていたか、ケルト人が彼らと比べるといかに野蛮だったかの対比が多く、彼女についての伝記的挿話は少ない。

 

彼女に関する描写は背まで届く赤毛で荒々しい声を持つ背の高い女性だったというだけ。

 

イケニ族への同情というよりも、ドルイド教の宗教的情熱がケルト人の反乱を後押ししていたという説あり。

 

名前が両方とも「勝利」を意味するブーディカとヴィクトリア女王の類似についての言及あり。

 

 

 

 

『ひぐらしのなく頃に』

2006年4月-9月放映。全26話。

 

原作は2002年から2006年にかけて発売されたホラーゲーム(ディレクター竜騎士07)。

 

昭和58年夏の雛見沢という架空の村落が舞台。そこでは「オヤシロ様」を信仰の対象とし、綿流しという儀式を行うが、毎年1人が行方不明になり、1人が殺される事件が数年続いていた。東京からの転校生前原圭一は、村の秘密を探り始めてから、同級生により命を狙われていると感じるようになる。

 

バッドエンドを避けるための物語が数話ずつ繰り返されるパラレルワールド物。謎がだんだんと解けていく過程が面白い。

 

 

 

 

"The Bletchley Circle" Series Two

2014年。2話完結の物語2編。

 

戦時中ブレッチリー・パークで任務についていた女性たちが、暗号解読のスキルを活かし無実の罪で服役する元同僚を救おうとしたり、戦後1954年まで続いた配給制の時代に暗躍するマルタ島のギャングを追い詰めたりする。

 

映像記憶("eidetic memory"、『クリミナル・マインド』のリード博士と同じ能力)を持つのに警視庁の事務職に留められる、高い言語能力を活かした仕事に就いても簡単に解雇されるなど、就職における女性の受難が描かれる。

 

女たちが知恵を出し合って事件を解決する様が素敵。

 

 

 



 

 

"The Bletchley Circle" Series One

2012年。

 

第二次世界大戦中、ブレッチリー・パークの政府暗号学校に勤務していた4人の女性たちが1952年に再会し、婦女連続強姦殺人犯を追う。

 

夫と子供達がいる「普通の主婦」は一人だけで、後の三人は司書、カフェ店員、DV夫に悩む若い妻と、幸福な女性の家庭像にはそぐわない人生を辿っている。

 

彼女たちは戦時中に英国政府のエージェントとして情報戦の最前線で仕事をこなしていたのに、戦後は政府の要職は男性に取られ、キャリアが追求できたわけではないのがリアル。

 

アナ・マクスウェル・マーティンの知性が滲み出た表情がいい。