『デスファイル(4)』

1989年邦。

 

事故、自殺、他殺直後の死体を収容される前に映した映像(タイ、インドが主)や、火葬の様子など。

 

首吊り自殺の死体やゴミ箱に捨てられた嬰児の死体が、舐めるようにあらゆる角度から、延々と映し出される(首吊り死体映像にはリリカルな音楽つき)。

 

ナレーションが、「なぜ、彼らはスピードを求めるのか」など、「死んだのは自分の責任」と言わんばかりの傍観者意識が凄い。

 

セルビアン・フィルム』のラストを延々と見せられているような気分になる。

 

淡々と、「目の前にあるものを映す」といった姿勢には、諦観の念さえ感じる。

 

(Amazonでは作品情報が見つからなかった。)