スポーツ経験が限りなくゼロに近い人間が選ぶスポーツ映画ベストテン

ワッシュさんの「スポーツ映画ベストテン」に参加させていただきます。
12月18日締切ということで、滑り込みかな。
私は中学高校と帰宅部で、スポーツとは縁が遠いのですが、スポーツ映画を観るのは大好きです！
ということで、10個選ばせていただきました。

カウントダウン方式で行きます。

10. 『ドッジボール』
(ローソン・マーシャル・サーバー監督/ 原題：Dodgeball: A True Underdog Story/ 2004年/ アメリカ)
ベン・スティラー演じるジムのオーナーが最高。アメリカ社会に根深い肥満恐怖への批判にもなっている。

9. 『リトル・ダンサー』
(スティーブン・ダルドリー監督/ 原題: Billy Elliot/ 2000年/ イギリス)
イングランド北部の炭鉱町の息子がバレエ・ダンサーを目指す物語。労働者階級の若者が才能と努力で自分の出自を打破する物語が好きなもので。ワーキング・クラス居住区の狭い石畳の路地で火が点いたようにステップを踏む場面がいい。

8. 『ロッキー・ザ・ファイナル』
(シルヴェスター・スタローン監督/ 原題: Rocky Balboa/ 2006年/ アメリカ)
スタローン自身が「やり残したことがあるから撮った」と言う作品。それは映画内のロッキー復帰の動機にも重なる。一種の「悪魔祓い」映画である。

7. 『ダーティ・ダンシング』
(エミール・アルドリーノ監督/ 原題: Dirty Dancing/ 1987年/ アメリカ)
最後のダンス・シーンでのパトリック・スウェイジのステップには鳥肌が立った。

6.『フットルース』
(ハーバート・ロス監督/ 原題：Footloose/ 1984年/ アメリカ)
若き日のケビン・ベーコンがかっこいい。ケニー・ロギンスの同名主題歌、ときどき鼻歌で歌うんですが、歌詞を知らないのでサビの部分だけ調べてみました。

"Loose, footloose
Kick off your Sunday shoes
Please, Louise
Pull me offa my knees
Jack, get back
C'mon before we crack
Lose your blues
Everybody cut footloose" *1

"loose", "shoes", "Louise", "knees", "blues", "footloose"と、"back", "crack"でちゃんと韻踏んでるんですね。楽しいはずだ。

5.『ドランクモンキー酔拳』
(ユエン・ウーピン監督/ 原題:『醉拳』/ 1978年/ 香港)
ユエン・シャオティン扮する赤ら顔の老師匠とジャッキーの組み合わせが最高。

4.『導火線 FLASH POINT』
(ウィルソン・イップ監督/ 原題：『導火綫』、英題：Flash Point/ 2007年/ 香港)
総合格闘技とパルクールと銃撃戦。この映画のドニーさんの壁走りはすでに芸術だと思う。ラスト20分間の格闘は凄まじい。

3.『ニジンスキー』
(ハーバート・ロス監督/ 原題：Nijinsky/ 1980年/ アメリカ映画)
不世出の天才バレエ・ダンサー、ニジンスキーの生涯を描く。ストラヴィンスキーの『春の祭典』の変則的リズムに合わせ、ニジンスキーが痙攣したように踊る場面が圧巻。

2.『カンフー・ハッスル』
(チャウ・シンチー監督/ 原題:『功夫』、英題：Kung Fu Hustle/ 2004年/ 香港、中国)
『少林サッカー』より好き。やさぐれくたびれた風情のチャウ・シンチーがかっこいい。あと斧頭会のボスのダンスがやたらと色気があって素敵。

1.『ミリオンダラー・ベイビー』
"Once in a lifetime"(一生に一度のチャンスに賭ける人間を描く)映画。ヒラリー・スワンクもさることながら、クリント・イーストウッドとモーガン・フリーマンの対話がすばらしい。
"Because of you Maggie got her shot. If she dies today you know what her last thought would be? I think I did all right."*2
私の映画観とか女性観に決定的影響を与えた作品です。

ダンス映画が4本もありますね。自分の嗜好が分かってよかったです。ワッシュさん、今年も楽しい企画をありがとうございました！　

集計結果、楽しみにしております。

私的スポーツ映画ベストテン、1位から10位でございます↓

1位：『ミリオンダラー・ベイビー』
2位：『カンフー・ハッスル』
3位：『ニジンスキー』
4位：『導火線 FLASH POINT』
5位：『ドランクモンキー酔拳』
6位：『フットルース』
7位：『ダーティ・ダンシング』
8位：『ロッキー・ザ・ファイナル』
9位：『リトル・ダンサー』
10位：『ドッジボール』