2011年11月に観た映画・DVD

11月の鑑賞メーター
観たビデオの数:27本
観た鑑賞時間:2976分

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャーキャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー
1943年、第二次世界大戦中のアメリカが舞台。序盤、主人公が兵役不適格者となってニューズリールを観ているシーンが、戦争国債を集めるシーンで今度は出演者となって再現される。一人の超人能力では戦力にはならないと実戦に参加させてもらえず、軍資金集めに奔走させられるヒーロー。戦争英雄像を利用した軍部のメディア戦略について考えさせられる。戦っていないのに昇進し、前線の兵士にそっぽを向かれる点も秀逸。金髪の白人青年がいろんな人種の精鋭部隊を率いる点も面白かった。小さい頃不良に殴られ続けたせいで打たれ強いとこもいい。
鑑賞日:11月03日 監督:ジョー・ジョンストン

ゴーストライターゴーストライター
元英国首相の自伝のゴーストライターが自殺。主人公は代役として、代理人に紹介され、元首相が滞在中のアメリカに向かう。そんな中、首相がアルカイダイスラム教徒拷問容疑で、国際裁判にかけられることとなる。雨の降る寒そうな小島で、事件の大半が展開する。ゴースト・ライターは名前のない主人公のことでもあり、事件の犯人のことでもあったと分かるラスト、ワインを傾けて犯人に頷くユアン・マクレガーの表情がすばらしい。吹きすさぶ風のなか落ち葉をかき集める掃除夫と、ラスト、路上に舞う原稿の束の対比。キム・キャトラルの肉体美。
鑑賞日:11月03日 監督:ロマン・ポランスキー

野獣刑事 [DVD]野獣刑事 [DVD]
緒形拳演じる大阪の刑事が、連続婦女暴行殺人事件の犯人を追う。刑事は昔逮捕したチンピラ(泉谷しげる)の情婦(いしだあゆみ)を愛人にしている。愛人の息子も可愛がって疑似家族を形成しようとしているが、なかなか彼のほうは懐いてくれず、仮釈放で出てきたチンピラにふたたび彼女たちを奪われる。いしだあゆみ泉谷しげるのダメな男女同士の共依存関係、オールバック緒形の迫力、泉谷のヤク中演技、いしだを囮捜査に使う際の緒形の口約束(「わしがお前と坊主の面倒見ちゃるきい」)など、見所は多い。若き益岡徹キチガイ演技も見逃せない。
鑑賞日:11月06日 監督:

野獣狩り [DVD]野獣狩り [DVD]
藤岡弘が野獣感溢れる若き刑事を演じる。ポップ・コーラ会社の社長を人質に取り、「コーラの原液の製法を明かせ」と奇妙な要求をするテロリスト組織「黒の戦線」を追う。70年代という安保闘争以降のシニカルな幻滅した時代の雰囲気を反映してか、なぜか藤岡はテロリスト組織に共感を寄せる。『仮面ライダー』直後の映画だが、いきなり藤岡と恋人であるバーのママとの大胆な濡れ場から始まる。藤岡弘の身体は鍛え上げられていて非常に美しい。藤岡が犯人を追って高層ビルの柵の外を歩くシーンでは、撮影監督の木村大作の影が映っている。
鑑賞日:11月06日 監督:須川栄三

狂った野獣【DVD】狂った野獣【DVD】
銀行強盗をした片桐竜二と川谷拓三がちょうど通りかかったバスをジャック。しかしその後部座席には、ちょうど宝石強奪してきた渡瀬恒彦も乗っていて・・・という話。渡瀬が元テスト・ドライバーという役柄であるため、いきなり車がグルグル横転するのを真横から取った場面から始まり、昔の日本ではこんなに凄いカー・アクションが撮れたのかと感動。乗り合わせた乗客が徐々にエゴをむき出しにしていく様は、群像劇としても楽しめる。ライダース・スーツの星野じゅんさんがかなりかっこいい。川谷拓三の汗まみれ・挙動不審の演技は今観ても色褪せず。
鑑賞日:11月06日 監督:中島貞夫

野獣死すべし [DVD]野獣死すべし [DVD]
大藪春彦の小説の大胆な翻案らしい(原作は未読)。世界中の凄惨な戦場を渡り歩いてきた元カメラマンが、よく分からない理由(実存主義的な?)で銀行強盗をする。『蘇る金狼』の一年後とは思えないほど松田優作が青白い。この映画のために奥歯を二本抜いたと聞き、顔の形を変えてまで演技に賭ける姿勢に圧倒される。この映画の魅力は、松田優作の歪んだ身体性と死を思わせる静かな表情に尽きる。鹿賀丈史に情婦を殺すよう誘惑するときの彼の演技は、知の追求のために魂を売るようファウストを説得するメフィストフェレスを思わせる。
鑑賞日:11月06日 監督:村川透

ヒルズ・ハブ・アイズ2ヒルズ・ハブ・アイズ2
軍部の訓練生部隊が、ニュー・メキシコで消息を絶った調査隊の救出に向かう。タフなマッチョほど最初にパニックを起こす、頼りなさげに見えた新兵がいちばん沈着冷静など、登場人物の変化も楽しめる。いちばん先に殺されそうな人間が生き残る点は、前作と同じ。途中、奇形一家の長に女性兵士がレイプされるのだが、「最後に急所踏んづけさせとけば観客も納得行くだろう」とばかりの落とし前のつけ方は気になった。前半砂漠の岩山をさまよう部分のほうが面白く、後半山の中に入ってからは落とし穴、弾切れなど、クリシェ的展開になったのが残念。
鑑賞日:11月09日 監督:マーティン・ワイズ

ハロウィン [Blu-ray]ハロウィン [Blu-ray]
郊外の白人居住地区で殺人鬼に追われるベビー・シッターの映画。冒頭暗闇に浮かぶジャック・オー・ランターンが怖い。マイケルの一人称視点での姉殺害から始まるのだが、なぜか姉の断末魔が色っぽくそれほど猟奇的ではない。文学の講義において運命が論じられるが、この作品の殺人鬼もそのように描かれる(運命や自然災害のように人格を持たない)。「町がパニックになるから」と事件を公表しないサム・ルーミス医師(ドナルド・プレザンスの目の演技は凄い)、助けを求めても無視する近隣住民など、マイケルよりも怖い。子供のネグレクト問題など。
鑑賞日:11月09日 監督:ジョン・カーペンター

サンゲリア [DVD]サンゲリア [DVD]
原題は"Zombie"。ゾンビに乗っ取られたクルーザーがNYに流れ着く。クルーザーの持ち主である父親を探す娘と新聞記者が、カリブ海のマトゥール島へ渡るが・・・。サメとゾンビという捕食者同士の対決ではゾンビが勝つ。呪術的なブードゥー音楽が後半ずっと鳴っている。ブードゥーについての解説あり。ゾンビに壊されたドアの破片がゆっくりと美女の目に突き刺さるシーンの目玉がリアル。スペインのコンキスタドーレの墓の絡め方など面白い。半分土くれのようなゾンビの造形が素晴らしい。女性が目を剥いて怖がるだけなのにはイライラした。
鑑賞日:11月09日 監督:ルチオ・フルチ

インフェルノ [DVD]インフェルノ [DVD]
"The Three Mothers"(三母神)に命じられてヴァレリという建築家が建てた館が舞台。"Inferno"という赤文字のタイトルが網膜に焼付くほど長く映る。ウロボロスの蛇の表象と、舞台となっているグルジェフ館のあいだにはなんらかのつながりがあるはずなので要確認。古書店店長が猫を何匹も袋に入れ川に捨てにいき、ネズミに襲われるシーンの皮肉。実はこのエピソードに出てくるホットドッグ屋の店長がいちばん怖い。印象に残った台詞→「この建物はわしの身体だ[・・・]恐怖がわしの心臓だ」。出てくる女性が美人揃い。
鑑賞日:11月09日 監督:ダリオ・アルジェント

「BECK」 通常版 [DVD]「BECK」 通常版 [DVD]
同じ監督の『20世紀少年』よりはだいぶよかった。主要キャストの魅力だと思う。シューゲイザーっぽい佐藤健の繊細なたたずまい、興が乗ると上半身裸になる金髪ベーシストの向井理桐谷健太の自作ラップ、何を考えているのか分からない茫洋とした中村蒼、おキャンな帰国子女役の忽那汐里、そして「ケウィストウィーが大切なんだよ」と巻き舌が冴える水嶋ヒロと、それぞれの役者の持ち味がちゃんと引き出されていたように思う。しかしコユキの歌声が聞こえない(=「言語を絶するすばらしさなので、各自脳内補完して」)という演出はどうかと思う。
鑑賞日:11月12日 監督:堤幸彦

赤毛のアン 特別版 [DVD]赤毛のアン 特別版 [DVD]
教師だった両親が死に孤児となったアン・シャーリーが、大家族、孤児院などをたらい回しにされた後、プリンス・エドワード島のカスバート兄妹に手違いから引き取られる。文学好き・想像力豊かで、妄想上の友(窓の中のケイティ)がおり、いつも申し訳なさそうにビクビク生きていたアンが、兄妹や周囲の人々との交流を通じて成長していく。女友達ダイアナとの疑似恋愛(ギルバートに誘われなかったので、女の子同士で踊る)、文学的で大げさな言い回しから率直に物が言えるようになるまでの過程、男性への反発心と和解など、鮮やかに描写されている。
鑑賞日:11月15日 監督:ケヴィン・サリヴァン

インモータルズ -神々の戦い-(ターセム・シン、ミッキー・ローク出演) [DVD]インモータルズ -神々の戦い-(ターセム・シン、ミッキー・ローク出演) [DVD]
タイタン族を開放するために、エピロスの弓を探し求めるイラクリオン国王ハイぺリオンは、弓の在り処を見通すことのできる巫女を探す。一方、ハイぺリオンに母を殺されたギリシャテセウスは復讐を誓う。これは3Dで劇場で観てよかった。絵や彫刻の厚みが感じられた。崖も城壁も像も通常の500倍あります、みたいな過剰さ、、ファラリスの雄牛の恐ろしさ。神々のアンテナのような王冠、喪服、ハイぺリオンの蟹兜など、石岡瑛子の衣装は相変わらずキレキレで観てて楽しい。謎の老人役のジョン・ハートとゼウス役のルーク・エヴァンスがはまり役。
鑑賞日:11月17日 監督:

野獣死すべし [DVD]野獣死すべし [DVD]
大藪春彦原作に割と忠実な映画化らしい(原作は未読)。米国留学のための費用を得るため、大学の入学金を狙う苦学生伊達邦彦が主人公。米国帰りで副学長の娘婿だというだけで有名大学の教授に収まっている指導教官に、主人公が名前の出ない翻訳代行の形で知的搾取される様など、文系大学院生の地獄が描かれた映画としても必見。白黒映画でジャズっぽい音楽がかかり、俳優たちの身なりがやたらといいため、1930年代のジェームズ・キャグニーなどのギャング映画を思い出した。伊達を演じる仲代達矢の感情が欠落したような目が美しい。
鑑賞日:11月18日 監督:須川栄三

八甲田山 特別愛蔵版 [DVD]八甲田山 特別愛蔵版 [DVD]
森谷司郎監督、橋本忍脚本、木村大作撮影、芥川也寸志音楽。新田次郎八甲田山 死の彷徨』原作。1902年(明治35年)、ロシアとの開戦に備え、寒地装備・寒地訓練を兼ね、青森5連隊と弘前31連隊が雪中行軍。27名と少人数編成だった後者は助かるが、210名の大所帯だった5連隊は199名が凍死する。冷静に上官のプランの不備を指摘する徳島(高倉健)と、言いたいことを飲み込み無茶ぶりに応じてしまう神田(北大路欣也)の対比、上官のエゴにより指揮系統が乱れていく様子、精神論に導かれた死の行軍、褌一枚で狂死する兵士など。
鑑賞日:11月18日 監督:森谷司郎

飢餓海峡 [DVD]飢餓海峡 [DVD]
内田吐夢監督。津軽海峡で共犯の二人を殺した一家強盗殺人放火容疑者の犬飼=樽見(三國連太郎)を追う刑事(伴淳三郎)と、犬飼を慕う娼妓の八重(左幸子)の10年が、戦後極貧状態にある日本の時代背景のもと描かれる。海の荒波、恐山のイタコ、荒野、時々フィルムのネガとポジが反転したような場面など、おどろおどろしい。犬飼の汚い爪を後生大事に持ち歩き、結局心の支えだったその人に殺される八重の悲哀。犬飼の過去が明らかになるにつれ、刑事たちが主にダイアログで「貧乏人の金に対する恐ろしいほどの執着」を暴いていく過程が面白い。
鑑賞日:11月18日 監督:内田吐夢

黒く濁る村 [DVD]黒く濁る村 [DVD]
英題"Moss"。1978年頃、韓国の片田舎で、キリスト教新興宗教信者27名が集団自決した事件から幕を開ける。村長から「コソ泥は物だけを盗むが、本当の悪魔は人の心を盗むものだ」と言われる牧師ユ・モッキュンの本当の動機は何だったのか、ユの死因は何か、息子ヘグクの視点から描かれる。「死にかけたか?少し死んだか?」「完全に死にました」等、深刻な映画なのにヘグクとパク検事の会話はどこかユーモラス。「欲には終わりがない」と、現実世界の利潤を追求する村長の造形も、演じている役者も秀逸。裁き裁かれる人間たちの様相。
鑑賞日:11月19日 監督:カン・ウソク

マネーボール(ブラッド・ピット主演) [DVD]マネーボール(ブラッド・ピット主演) [DVD]
アスレチックスのGMビリー・ビーンは、主力選手を他球団に奪われ、チームの立て直しを迫られる。「ブスと付き合うのは自信のなさの表れだ」「彼はストリップ劇場へ通っている」など、選手個人の私生活に基づき起用を決めようとするスカウトマンたち。ビリーは野球統計の専門家ビル・ジェイムズのマネー・ボール理論に基づき、「出塁率」を基準にチームを再編成する。机をひっくり返すブラピ、ホワイトボードに選手の名前入りマグネットを投げて張るブラピ、自分で難しい計算はできないのでジョナ・ヒル指名して数字を言わせるブラピが楽しめる。
鑑賞日:11月19日 監督:

パラノーマル・アクティビティ2 [DVD]パラノーマル・アクティビティ2 [DVD]
2006年カリフォルニア州郊外が舞台。前作のヒロイン、ケイティの妹クリスティ、その結婚相手ダニエルと連れ子のアリ、生まれたばかりの長男ハンターは、会社役員ダニエルの豪邸で裕福に暮らしていたが、ある日ハンターの部屋を除き、家中が荒らされていたことから、監視のために6台のカメラを設置する・・・。。前作と先日公開された3よりも怖くはない。写真を使い妹に憑いた霊を姉に憑依させる人間のエゴのほうが何気に恐ろしい。ノイズが細々と続くエンド・ロールが一番恐ろしい。お化け屋敷的だが、段取りはきちんと踏んだ驚かせ方の映画。
鑑賞日:11月20日 監督:トッド・ウィリアムズ

恋とニュースのつくり方 [DVD]恋とニュースのつくり方 [DVD]
原題"Morning Glory"(朝顔、(競馬などで)練習はいいが本番に弱いやつ)。邦題に反し、恋愛主眼ではないお仕事映画。地方局のプロデューサーを唐突に頸になったヒロインが、全国ネットのテレビ局になんとか転職したが、任されたのが視聴率最低の朝の番組で、それを立て直そうとする話。途中視聴率欲しさに安易な番組作りに走る展開がリアル。段々洗練されていく主人公、笑いながらお互いを攻撃するダイアン・キートンハリソン・フォード、"Fluffy"(フワフワ)という単語をハリソン・フォードが言うか否かが見所。
鑑賞日:11月20日 監督:ロジャー・ミッシェル

スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望 リミテッド・エディションスター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望 リミテッド・エディション
大要塞デス・スターの設計図を帝国軍から盗み出した反乱軍。助けを求めるレイア姫のメッセージを受け取ったオビ・ワン・ケノービは、姫のロボットであるR2D2C3POを廃品業者から買い取ったルークに同行を求める。序盤、ロボット二人が砂漠を彷徨う場面は、『猿の惑星』を思わせる不穏さ。宇宙酒場でルークに絡んできた男の腕をいきなりライトセーバーで切断するオビ・ワン。意外と沸点が低い。マーク・ハミルが思った以上に格好いい。"I gotta a bad feeling about this"、最初に言ったのはハン・ソロ
鑑賞日:11月20日 監督:ジョージ・ルーカス

ラッシュアワー3 プレミアム・エディション [DVD]ラッシュアワー3 プレミアム・エディション [DVD]
真田広之マックス・フォン・シドー、ローマン・ポランスキーも出演。仏語を話すアジア人の刺客に、クリス・タッカーが"You're an Asian! Don't humiliate yourself"と説教するシーンがいい。あと尼僧の通訳場面!網に捕まる、大きな布を即席パラシュートにするなど、エアリーなアクションが多い。ジャッキーを真田広之がションディ(中国語で「兄弟」)と呼び、クリス・タッカーが"He's my brother from another mother"と呼ぶ。男性同士の連帯感がテーマか。
鑑賞日:11月20日 監督:ブレット・ラトナー

スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲 リミテッド・エディション [DVD]スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲 リミテッド・エディション [DVD]
4において宇宙酒場で絡んできた男の腕を切断したオビ・ワンのように、この映画でも序盤で雪原の怪物ワンパの腕をルークが切断する。トーイトーイの腹を裂くときハン・ソロが簡単にライトセーバーを使えるのはなぜか。自分が任命した提督が失敗するとすぐ処刑するヴェイダー、ミレニアム・ファルコンを飲み込もうとする巨大生物マイノック、ダゴバでの修行シーンでヨーダを背負って走り込みをするルークのジェダイ修行、ガス凍結されるハン・ソロ、青いライトで照らされ影になるルークとヴェイダーの対決シーン、実の父に切り落とされるルークの腕。
鑑賞日:11月21日 監督:アービン・カーシュナー

スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還 リミテッド・エディション [DVD]スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還 リミテッド・エディション [DVD]
惑星タトウィーンの犯罪王ジャバ・ザ・ハットに捕えられたハン・ソロを救出したルークとレイアは、デス・スターのシールド発生装置のある惑星エンドアに赴き、原住民ィウォークの協力を得ることに成功する。ルークは父親の中に残っている善の心を呼び起こすため、単身帝国軍に投降する。活劇感溢れる作品。宇宙酒場でのバーレスク・シーンが楽しい。サルラックなど、砂漠の生物の化け物ぶり。毛むくじゃらの森の民イウォークがとにかく可愛い。最後に出てくるアナキンの幻はセバスチャン・ショウではなくヘイデン・クリステンセンだった。
鑑賞日:11月21日 監督:リチャード・マーカンド

ドッジボール<特別編>ドッジボール<特別編>
家賃を滞納したためにジムを隣の強豪ジムに乗っ取られそうになったオーナーが、起死回生を賭けてドッジボール試合に挑む。強豪ジムのオーナー、ホワイトを演じるベン・スティラーの変態ぶりが凄まじい。彼の肥満恐怖は、米国ダイエット文化の極端さに対する批評ともなっている。印象に残ったシーン→「ハッセルホフ!」の掛け声で気合を入れるドイツチーム、ピザでオナニーするスティラー。印象に残った言い回し→'The luck of the Irish.'(「悪運が強い」), 'Thank you, Chuck Norris!'
鑑賞日:11月30日 監督:ローソン・マーシャル・サーバー

フラッシュダンス [DVD]フラッシュダンス [DVD]
エイドリアン・ライン監督、ジェニファー・ビールズ主演。バレエ団への入団を夢見ながら、バーのショーガールとして働く18才の女の子の話。楽屋や筋トレの最中のショーガール仲間とのガールズ・トークが楽しい。バーでの踊りのほか、町中でのブレイクダンス、交通整理の警官のダンス的動作、フィギュアスケートなど、様々なダンスが描かれる。友人の老婦人が言う"Dreaming is wonderful. But it doesn't get you closer to what you want."という台詞がいい。
鑑賞日:11月30日 監督:エイドリアン・ライン

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