『悪魔が来たりて笛を吹く』 上巻

1977年毎日放送製作全5回。

 

原作初出は1951-3年『宝石』連載、底本は1972年角川文庫版。

 

天銀堂で、偽衛生局員が伝染病の予防と称し社員に青酸カリを飲ませ殺害、宝石を盗む事件が発生。生存者の証言で元華族の子爵椿英輔が疑われる。英輔は長野県の山中で自殺するが、家族が砂占いで降霊を試みた夜、英輔らしい人物が屋敷に現れ、叔父の玉虫伯爵が殺害される。

 

伯爵のセクシーな愛人(谷間の見える赤いドレス!)菊江役の中山麻里と、男性依存症的な英輔の妻(金田一にさえしなだれかかる)秋子役の草笛光子の存在感が印象に残る。

 

 

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