『悪魔の手毬唄』 下巻

岡山県の山奥にある鬼首村において3日連続で発生した殺人事件と、20年前の詐欺師恩田幾三による青池源治郎殺害事件の真相が明らかになる。

 

疑問だった点→恩田幾三はメガネをかけたまま何人もの女性と同衾していたのか。

 

「腰の曲がった非力な老婆」が怖く撮れるかどうかがポイントだと思うが、成功していると思う。

 

犯人の姿を明かさないまま種明かしを丸々一回分行うのはきついと思うが、何とかやり遂げていた。

 

夜の暗闇に浮かぶ青年団の捜索隊のかがり火とワイシャツの白が美しい。

 

東京へ行く=因縁から逃れる/上京=悪魔払いの構図がここでも。