『迷路荘の惨劇』

1978年毎日放送三船プロ製作全3回。

 

原作は1975年東京文芸社刊、底本は1976年の角川文庫版。

 

昭和25年、金田一静岡県相原の名琅荘を訪問。この場所で20年前に古館伯爵家の当主一人が後妻加奈子を殺し、彼自身も使用人の尾形静馬に惨殺されていた。

 

浜木綿子が『獄門島』に続いて(別の役で)登場。

 

終盤、犯人への金田一の態度が粋であるし、犯人が金田一に与える一瞥がなんとも言えないほど素晴らしい。「因習的な殺人を受容しているようにさえ見える金田一」のイメージはこういうところから来るのか。

 

迷路の全体図が欲しかった。

 

  1. 迷路荘の惨劇【リマスター版】 [DVD]

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