『八つ墓村』上巻

1978年毎日放送大映京都・映像京都製作全5回。

 

原作は1949-50年『新青年』(廃刊)、1950年-51年『宝石』連載、底本は1971年角川文庫版。

 

横溝正史シリーズIIの第一作目。昭和24年神戸。寺田辰弥は田治見家の財産を継ぐために生地八つ墓村へ戻る。そこは380年前に毛利元就の政敵が落ちのび、報償金目当ての村人達に惨殺された土地だった。しかも、26年前には愛人鶴子に逃げられ発狂した要蔵が、30人以上の村人を殺傷していた。

 

村を上空から映した雪景色に禍々しい語りと音楽がかかるアヴァンタイトルが素敵。