高橋一生の頭の形は最高に岸辺露伴だった- NHKドラマ『岸辺露伴は動かない』第一話「富豪村」感想

2020年12月28日から三夜連続で放送される『岸辺露伴は動かない』の第一話「富豪村」を観たんですよ。

 

高橋一生って、あまり荒木飛呂彦の作画っぽくないじゃないですか。だから一抹の不安があったんですが、そんなのは登場して一瞬で吹っ飛びましたね。  

 

高橋一生の鋭角的な刈り上げ、シャープな頭の形、あれは間違いなく岸辺露伴ですわ。

 

荒木作品独特の台詞回し、「〜じゃあない」まで違和感なくキャラクターに馴染ませる発声でした。

 

第一話「富豪村」で最も印象に残ったのは、露伴たちに「マナーの試験」を課す案内役「一究」を演じた柴崎楓雅ですね。眉を塗りつぶして白塗りで演じた彼のルックスが最も奇妙で独特で、出演者の中では最も荒木飛呂彦作画感がありました。

 

それにしても、「全てのマナー違反において最大のマナー違反、それは…マナー違反をその場で指摘することだッ」という露伴の言葉は、マナーを用いたマウントを行う行為への強烈なアンチテーゼにも見えましたね。それを行う一究が何故「案内役」に任命され続けたのかは謎ですが…。

 

衣装にケレン味があり、原作の華やかな世界観を壊さない十分な配慮がなされていると感じました。