『仮面劇場』

1978年毎日放送東宝製作全4回。

 

38年『サンデー毎日』連載が初出、底本は75年の角川文庫版。

 

原作には金田一は登場しないが作者の了解を得て脚色したらしい。

 

昭和26年小豆島付近、水葬礼にふされボートで漂っていた美少年虹之助。富豪の未亡人大道寺綾子は眼も見えず耳も聴こえない彼に同情し引き取る。不吉な予感を覚える金田一。その後、箱根や鎌倉と移動する綾子と虹之助の周りで殺人事件が頻発する。

 

印象に残った台詞→「どうしてあの人が犯人じゃないって断言できるんです?」「僕が金田一耕助だからですよ」。むちゃくちゃな理屈だ。